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メールセキュリティ · 活用する Klytic MTA
Klytic MTAのフィルタリングは5つの段階で設定され、固定の順序で適用されます。ネットワークと国、ドメインの送信者ルール、信頼できる組織、ドメインの詐欺対策コンテキスト、そして最後に各ユーザーの個人リストです。各段階には責任者がいます。プラットフォームの運用事業者、ドメイン管理者、またはユーザーです。いずれもKlytic Mailの利用を前提としません。
2026年10月更新5 分操作ガイド Klytic MTA
| 段階 | 設定する人 | 内容 |
|---|---|---|
| 1. ネットワークと国 | 運用事業者 | 接続のネットワーク上または地理的な発信元に関するルール。 |
| 2. ドメインの送信者 | ドメイン管理者 | ドメイン全体を対象に、送信者をブロックする、許可する、またはフィルタリングなしで通過させる。 |
| 3. 信頼できる組織 | 運用事業者 | フィルターがプラットフォーム全体で信頼できるものとして扱う組織。 |
| 4. ドメインの詐欺対策コンテキスト | ドメイン管理者 | 経営陣や管理職の名前、いつもの取引先。これらを装うメッセージを見分けるための情報です。 |
| 5. 個人リスト | ユーザー | ユーザーのホワイトリストとブラックリスト。最後に適用されます。 |
各段階にはそれぞれの範囲があります。個人リストはドメインのルールをカバーしません。ある送信者のメールを全員が受信すべきであれば、ルールを設定するのは管理者です。送信者ルールは詐欺対策コンテキストの代わりにはなりません。取引先のドメインを許可しても、自社の財務責任者が誰であるかをフィルターに伝えることにはならないからです。
ドメイン管理者には3つの選択肢があります。
3つ目の選択肢は、どうしても必要な場合に限ってください。フィルタリングを免除された送信者は、そのアカウントが乗っ取られた日も免除されたままです。そして、侵害されたアカウントは、本物のメールボックスから、正しく署名された本物のメッセージを送信します。まさにそれこそが、分析で引き続き確認すべきものです。スパム、フィッシング、マルウェア、侵害されたアカウントをご覧ください。
単発の誤検知であれば、多くの場合は隔離からの解放で十分です。隔離、誤検知、報告をご覧ください。
誰が経営し、誰が支払いを承認し、どの取引先と取引しているかを知っているのは、お客様の企業だけです。そのため、このコンテキストは運用事業者ではなくドメイン管理者が管理します。これによりフィルターは、外部アドレスから社長の名前を使って送られたメッセージや、実在の取引先を装って振込先口座の変更を知らせるメッセージを検知できます。
新しい経営者の就任、財務責任者の退任、主要な取引先の変更の際には、必ず更新してください。
CEO詐欺や金融詐欺の検知はアドバンストに含まれます。エッセンシャルでも、類似ドメインや表示名のなりすましは検知します。これらの詐欺のシナリオと、人の手に残る確認作業については、なりすましとCEO詐欺で説明しています。
Klytic MTAは多数の専用検知エンジンを備えています。インスタンス単位で有効化したうえで、ドメインごとに設定します。そのため、同じゲートウェイで保護される2つのドメイン(たとえば親会社と子会社)に異なる設定を適用できます。
ドメイン管理者は、ご契約のプランの範囲内で、自ドメインの検知エンジンの有効化、無効化、設定をKlyticに依頼します。アドバンストの検知エンジンは、アドバンストをご契約の場合にのみ利用できます。2つのプランの詳細はKlytic MTAのページをご覧ください。
誰かが購読したニュースレターはスパムではありません。Klytic MTAはニュースレターとプロモーションを識別し、各ドメインの設定に応じて、迷惑メールとして扱うのではなく、マークを付けたり別に分類したりできます。
カテゴリーはメッセージのX-KlyticMTA-Categoryヘッダーに記載されます。フォルダーへの振り分けは、受信するメールシステム側で行います。ほとんどのメールシステムでは、ヘッダーに基づく振り分けルールを作成できます。ヘッダーの読み方はフィルターの判定を読み取り、エクスポートするで説明しています。
あるグループが、Klytic MTAで2つのドメインを保護しています。Microsoft 365を使う持株会社のドメインと、別のサーバーを使う製造子会社のドメインです。Klyticはプラットフォームを運用し、共通の段階(ネットワークと国、信頼できる組織)を管理します。グループの情報システム責任者が2つのドメインを管理します。持株会社については、社長と財務責任者を詐欺対策コンテキストに登録します。子会社については、以前の委託先をブロックし、ニュースレターを別に分類する設定を選びます。子会社の営業担当者は、頻繁に連絡をくれる展示会を自分のホワイトリストに追加します。それぞれが自分の段階で作業し、他の段階には手を触れません。
これらの手順はいずれもKlytic Mailのメールボックスを必要としません。ルールは配信前にゲートウェイ内で適用され、その後どのメールシステムが受信するかには左右されません。既存のメールシステムを守るをご覧ください。
個人リストはドメインのルールの代わりにはなりません。管理者に相談してください。隔離、誤検知、報告もあわせてご覧ください。
送信前の待機時間と署名もドメインごとに設定します。DKIM署名、S/MIME署名、送信メールの取り消しをご覧ください。
ドメイン管理者です。その重要性はなりすましとCEO詐欺で説明しています。
判定の理由はヘッダーに記載されています。フィルターの判定を読み取り、エクスポートするをご覧ください。