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CRM・営業データ · 理解する
CRMのデータは、それを収集する企業に帰属します。GDPR上、その企業が管理者であり、企業に代わってデータを処理するソフトウェア提供者やホスティング事業者は処理者です。このファイルは単なる住所録ではありません。顧客情報、見積書、請求書は、総勘定元帳と同じくらい事業の実態を映し出すものであり、同等の保護に値します。
2026年10月更新8 分引用した公式情報源
データの「所有」という言い方は便宜上のものです。個人データについて、法律は別の考え方をします。誰が決定し、誰が実行するのかを問うのです。GDPRは、「処理の目的及び手段を決定する」組織を管理者、「管理者の代わりに個人データを処理する」組織を処理者と呼んでいます(第4条第7号および第8号、翻訳)。
ホスティング型のCRMでは、営業活動を行い請求を行う企業が管理者です。ソフトウェアを運用するサービス事業者は処理者であり、指示に基づいて行動し、ファイルの用途を自ら選ぶことはありません。
ここから実務上の帰結が3つ導かれます。
「誰が私のデータを開けるのか、どの法律が適用されるのか、どう移行するのか」という問いは、ガイドソブリンクラウドとはで詳しく扱っています。ここでは1つのルールを覚えておいてください。可逆性は、解約時ではなく契約締結時に、形式、期限、削除とあわせて書面で定めるものです。
理論上の項目一覧ではなく、どの営業CRMでも扱うオブジェクトから考えてみましょう。見込み客、顧客、連絡先、商談、見積書、注文書、請求書、返金伝票、督促です。それぞれが異なる種類の情報を持っています。
| オブジェクト | 含まれる情報 | 機密性が高い理由 |
|---|---|---|
| 連絡先 | 氏名、役職、メールアドレス、電話番号 | GDPR上の個人データであり、貴社の取引相手に営業をかけたい者にとって有用 |
| 取引履歴 | 通話、面談、メモ、フォローアップ | 各取引関係の状態を示し、紛争や不満がわかることもある |
| 商談 | 金額、確度、期日 | どこで、いくらで契約が決まりそうかがわかる |
| 見積書と注文書 | 価格、値引き、条件 | 顧客ごとの価格政策が明らかになる |
| 請求書、返金伝票、督促 | 売上高、支払遅延 | 顧客企業の財務状況が推測できる |
自由記述のメモには特に注意が必要です。営業担当者が必要以上のことを書いてしまうことがあります。GDPRは、データが適切で、必要な範囲に限定されていることを求めています。取引関係に役立たないメモは、顧客情報に記載すべきではありません。
ファイルに連絡先が記載されている人には権利があります。アクセス、訂正、消去、制限、異議申立て、そして所定の場合にはデータポータビリティの権利です(GDPR第15条から第21条)。自分について何を把握しているのかを尋ねてきた見込み客には、完全な回答をしなければなりません。そのため、10ものツールを探し回らずにその人のデータを見つけ出し、抽出できる必要があります。
1件の顧客情報からわかることはわずかです。しかしファイル全体からは、営業活動のほぼすべてがわかります。
総勘定元帳と同じく、事業の実態を映し出すものです。会計は企業がいくら稼いだかを示し、CRMは誰と、どのように稼ぎ、次に何が来るのかを示します。狙いを定めた提案を準備する競合他社や、チームや顧客を引き抜くつもりで退職する従業員にとっては、後者のほうが役に立つことが少なくありません。
例。従業員40名の産業機器保守を手がける中小企業が、売上の60%を12社の顧客から得ているとします。CRMを丸ごとエクスポートすれば、12社の名前、担当者、取引価格、契約更新日が1つのファイルで手に入ります。この4つの情報をまとめて提供する会計書類はありません。
したがって、CRMは財務と同じルールで扱う必要があります。すべてを閲覧できる人は少数に限り、異動時には権限を見直し、変更の記録を残すことです。
顧客ファイルの保護は、技術的な設定よりも、定期的に問い直すべき3つの問いにかかっています。誰がどの顧客情報を閲覧するのか、誰にエクスポートの権限があるのか、誰が外部委託先で、誰が異動中なのか。Klytic CRMをご利用のお客様は、Klytic CRMで誰がどの顧客を閲覧できるかと顧客ポートフォリオのエクスポートを防ぎ、変更履歴を確認するで、対応する設定をご確認いただけます。
CRMは、動作するために顧客情報を読み取る必要があります。顧客を検索し、ダッシュボードを集計し、見積書を作成し、請求書を送信するためです。そのため、データは保存時に、サービスが使用できる鍵で暗号化されます。
ガイドソブリンクラウドとはでは、2つの方式を区別しています。
CRMを「エンドツーエンドで暗号化されている」と説明するのは誤解を招きます。保存時の暗号化に加えて顧客ファイルを守るのは、アクセス権限、ログ、契約、そしてサービス事業者に適用される法律です。
フランスでは電子請求書制度の改革により、企業間の請求書を、税務当局に登録された認定プラットフォームを経由させることが義務付けられます。このプラットフォームが請求書を発行、送信、受信し、一部のデータを当局に送信します。
経済省が公表しているスケジュールは次のとおりです。
CRMにとっては、請求データが法律で指定された第三者に向けて意図的にツールの外へ出ることを意味します。これは漏えいではありません。送信先、形式、内容が定められているからです。一般的な構造化形式はCII、UBL、Factur-Xです。選定の前に、CRMがどのプラットフォームに接続するのか、誰がそれを運営しているのか、請求書のステータス(提出済み、却下、支払済み)がどこに返されるのかを確認してください。
処理者として、文書化されたお客様の指示に基づいてのみ処理しなければなりません。データ処理契約で確認し、当社のGDPR(EU一般データ保護規則)のページもご覧ください。
いいえ。暗号化は媒体を守ります。利用を守るのは権限と契約です。違いについてはガイドソブリンクラウドで詳しく説明しています。
閲覧権限とエクスポート権限を分けることです。顧客ポートフォリオのエクスポートを防ぐをご覧ください。
Klytic CRMで誰がどの顧客を閲覧できるかをご覧ください。
Klytic CRMは、見込み客、顧客、連絡先、商談、見積書、注文書、請求書、返金伝票、督促を管理します。必要に応じて、在庫、購買、プロジェクト、経費精算を追加できます。Klytic MailやKlytic Docsがなくても単独で利用できます。
KlyticはSecNumCloud認定を受けていません。貴社の業界でこれが求められる場合、Klyticは適切な選択ではありません。
このページは一般的な枠組みを説明するものです。契約内容の分析や法的助言に代わるものではありません。
2026年10月11日時点の法的情報。ここで引用している電子請求書のスケジュールは、経済省が公表したものです。過去にも変更されたことがあるため、判断の前に公式ページをご確認ください。
2026年10月に参照。
インポート、権限、ホスティング、電子請求書。貴社の状況をお聞かせください。Klytic CRMで対応できること、できないことをお答えします。