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メールセキュリティ · 活用する Klytic MTA

フィルターの判定を読み取り、エクスポートする

Klytic MTAの判定には、すべて説明が付きます。配信されたメッセージのヘッダーに、スコアと理由が追加されます。エッセンシャルではこの説明を提供し、アドバンストでは、SIEMにエクスポートできるCIS / NIST準拠のログとDMARCコンソールが加わります。短い期間が過ぎると、監査記録にはメールの内容は残らず、技術的な痕跡だけが残ります。

2026年10月更新5 分操作ガイド Klytic MTA

利用できるもの

ツールエッセンシャルアドバンスト
メッセージヘッダーに記載される各判定のスコアと理由含まれる含まれる
隔離されたメッセージを解放する際に表示される判定含まれる含まれる
ニュースレターやプロモーションのカテゴリーを示すヘッダー含まれる含まれる
SIEMにエクスポートできるCIS / NIST準拠のログなし含まれる
DMARCコンソール:レポート、アラート、修正の提案なし含まれる

この読み取りはKlytic MTAで行います。Klytic Mailには依存せず、Microsoft 365、Google Workspace、Exchange、その他のサーバーの前段に置いた場合にも有効です。

作業できる人

  • Klytic MTAの管理者は、判定を読み取り、ログのエクスポートを手配し、アドバンストをご契約の場合はDMARCコンソールを確認します。
  • ユーザーは、自分のメッセージのヘッダーを読むことができ、隔離されたメッセージを解放する際に判定を確認できます。
  • Klyticは、お客様と共にSIEMへのエクスポートを接続し、判定に関するご質問にお答えします。

配信されたメッセージのヘッダーを読む

ヘッダーとは、各メッセージに付随する技術的な行です。ほとんどのメールソフトで表示でき、名称は「すべてのヘッダー」「ソース」「メッセージのオリジナル」などソフトによって異なります。Klytic MTAは独自の行を追加し、それらはすべてX-KlyticMTAで始まります。

ヘッダー示す内容
X-KlyticMTA-Statusメッセージに適用された判定。
X-KlyticMTA-Score分析シグナルを組み合わせて算出されたスコア。
X-KlyticMTA-Reason判定に影響した理由(複数の場合あり)。
X-KlyticMTA-Categoryグレーメール(ニュースレターやプロモーション)のカテゴリー(該当する場合)。

理由は説明として読んでください。どの系統のチェックが影響したかを示します。たとえば、送信者の認証、レピュテーション、内容、添付ファイル、なりすましなどです。スコアが曖昧なメッセージについては、両方のプランでAIによる裁定が他のシグナルを補完します。AIが応答しない場合でも、フィルターは判定を下します。仕組みはメールフィルタリングにおけるAIと、社外に出る情報で解説しています。

お使いのメールシステムが独自のフィルタリングヘッダーを追加することもあります。Klytic MTA由来のものは、X-KlyticMTAで始まるヘッダーだけです。

例。経理担当者が、いつもの取引先からの請求書が高いスコアで届いたことを不思議に思います。管理者がヘッダーを表示すると、理由は送信元ドメインの認証に関するものでした。取引先が送信ツールを変更したのに、SPFレコードを更新していなかったのです。修正するのは取引先側です。それまでの間、管理者は、既知の担当者に電話で変更を確認したうえで、そのドメインに送信者ルールを設定できます。

隔離または拒否されたメッセージ

隔離されたメッセージは、まだメールボックスに入っていません。その判定は解放時に確認できます。手順は隔離、誤検知、報告で説明しています。

拒否されたメッセージは届きません。そのため、読むべきヘッダーもありません。技術的な痕跡はゲートウェイのログに残ります。アドバンストでは、エクスポートされたログで確認できます。それ以外の場合は、おおよその時刻と送信者のドメインを添えてKlyticサポートにお問い合わせください。

ログをSIEMにエクスポートする

アドバンストでは、Klytic MTAはCIS / NIST準拠のログを生成し、SIEM(情報システムのセキュリティイベントを一元管理するツール)へエクスポートできます。ゲートウェイの判定を、監視中の他のイベントと並べて確認できます。

接続はKlyticと一緒に準備します。ご相談の前に、次の情報をそろえてください。

  • エクスポート先、つまりSIEMの収集ポイント。
  • SIEMが受け付ける形式と受信方式。
  • お客様側で適用したい保存期間。これはゲートウェイではなく、お客様のポリシーで決まります。メールセキュリティログの保存と確認をご覧ください。

DMARCコンソール

DMARCコンソールもアドバンストに含まれます。対象は受信メールではなく、お客様自身のドメインです。DMARCレポートを集約し、異常を通知し、SPF・DKIM・DMARCの設定の修正策を提案します。これらの仕組みの意味については、SPF、DKIM、DMARC:何を守り、何を守らないのかをご覧ください。

監査記録に残らないもの

Klytic MTAはメールのコピーを保持しません。通常の配信後、分析に使われた個人データは短い期間(既定で2日)で消去されます。

  • 消去されるもの:送信者のアドレス、宛先、件名、本文、添付ファイル名。
  • 保持されるもの:タイムスタンプ、送信者のドメイン、スコア、判定、分析の技術データ。

例外は2つで、いずれも必要な期間に限られます。隔離された危険なメッセージは、解放リンクの有効期間7日間、完全な形で保持されます。お客様のサーバーが応答しないために待機中のメッセージは、配信されるか期限が切れるまで暗号化された状態で保持されます。

1か月前に受信したメッセージの本文をゲートウェイで探そうとしても、見つかりません。メッセージそのものは受信者のメールボックスにあり、場合によってはメールシステムのバックアップにもあります。ゲートウェイが保持するのは判定の証跡であり、メールではありません。

これらの期間の詳細と、法的な保存期間との違いは、メールセキュリティログの保存と確認で説明しています。

よくあるご質問

判定を理解するにはアドバンストが必要ですか?

いいえ。エッセンシャルでも、スコアと理由はヘッダーに記載されます。アドバンストでは、ログのエクスポートとDMARCコンソールが加わります。Klytic MTAのプランをご覧ください。

同じ判定が繰り返される場合はどう修正しますか?

ドメインの送信者ルールで対応します。Klytic MTAでフィルターを設定するのは誰かをご覧ください。

先月受信したメッセージの件名を探すことはできますか?

ゲートウェイではできません。既定では2日後に消去されます。メールセキュリティログの保存と確認をご覧ください。

DMARCは自社のメッセージの何を検証しますか?

SPF、DKIM、DMARCをご覧ください。

Klytic MTAをSIEMに接続する

ログのエクスポートはアドバンストに含まれます。接続はKlyticがお客様と一緒に準備します。

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